【終了しました】ぐんま地域文化遺産フォーラム2022の開催について
2023年2月26日(日)、地域に残る文化遺産の保存と継承を考える場として、ぐんま史料ネットと県立女子大学群馬学センターが「地域文化遺産フォーラム2022」を開催しました。ご参加頂いた皆様・ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
本フォーラムは、群馬県立女子大学群馬学センターに拠点を置く群馬歴史資料継承ネットワーク〈ぐんま史料ネット〉が活動計画に位置づけている大字誌活動の可能性について、近年の自治体史編さんの状況から探るものです。
自治体史は、時代史を軸に地域の歴史を網羅的に整理したことで、地域史の研究に大きな貢献を果たしてきました。通史編とともに刊行される資料編は、史料保存の観点でみてもそれ自体が貴重な記録です。自治体史編さんによる史料調査・収集の蓄積は、地域文化遺産の防災の前提となる成果といえるでしょう。
一方、大字誌活動は、地域に残る文化遺産を住民とともに拾い上げ、その継承に寄与する活動です。そこでは、「地域の歴史」が専門家の押し売りとならないよう、住民と協働で歴史・文化の掘り起こしが行われています。近年、このような大字誌活動の手法が自治体史編さん事業に取り入れられつつありますが、そこでは何が目指されているのでしょうか。
今回のフォーラムでは、本会の大字誌活動について共有するとともに、自治体史編さんの取組を参考に、大字誌活動の可能性を考えたい。さらに、自治体史編さん事業を行っている県内の自治体を交え議論することをとおして、史料ネット・自治体・そして住民それぞれの目線で、「みぢかな歴史をつむぐ」ことの意義とその未来を模索したいと考えます。
○テーマ みぢかな歴史のつむぎかた~自治体史編さんへ向けた大字誌の可能性~
○日時 2023(令和5)年2月26日(日) 13:30~17:00
○方法 オンライン開催(ZOOM、先着100名)
○参加資格と参加費 ともに無し
○参加申し込みと参加方法
令和5年2月22日(水)までに、下記の参加申し込みフォームにてお申込みください。
開催要項はこちら
〇プログラム
報告①「『大字誌・角渕』の取組み」 片山 壹晴氏(玉村歴史塾)
報告②「東上野町公民館所蔵文書保存・調査の取り組みからはじまる大字誌」
野口 華世氏(ぐんま史料ネット)、池田 義久氏(前橋市東上野町)
報告③「新三木市史地域編の試み」 廣井 愛邦氏(三木市史編さん室)
報告④「『尼崎市史』及び『紀要』の編さんと史料の「活用」」
河野 未央氏(尼崎市立歴史博物館)
トークセッション「~自治体史編さんへ向けた大字誌の可能性~」